お金持ちになりたい。


こんばんは。
京都あーんど岡山の旅から帰って参りました!

懐かしの先生、旧友にも会えて、寝過ごして・・・とても幸せな時間を過ごすことが出来ました。
シアワセー


そして!
本日、経営コンサルタント波頭亮さんに、一時間半のインタビューを行って参りました。
もう、お話の内容・プロフェッショナルが持つ雰囲気に圧倒されて・・・きりりと気持ちが引き締まりました・・・。
ここには数行で書ききれないほどのものを学んできました。
現在、編集をしていますので、お楽しみに☆☆☆




帰ってきてからの一発目の記事です。
テーマは

お金持ちになりたい。


思ったことがない人は、多分ほとんどいないではないでしょうか。

お金が欲しい。

友達と会話をしていても
「お金がない」
「今月◯◯円稼いだのー!」
など、お金の話題は出てきます。
そして、友達とのお金の話の時って、なんとなくだるーい気分になる。




その、お金って何なんでしょうか?

これから「お金を稼ぐ」って段階に入る人、もう入っているも多いと思いますが、お金と自分をどう関係させていけばいいのでしょうか?
これは人生において重要な問いな気がします。

なぜなら、人間として生活していくために、
お金を稼ぐということは、生きること・食べることに直結しているからです。
(ずーっと収入がないと持続的な生活は出来ない)仙人みたいな生活をするなら別ですが。
これは、お金があるところなら地球上のどこに行ってもそう。

そしてもう一方で、
②お金を稼ぐことは、「仕事」という、自分が人生で何をしていくかにも密接に関係しているからです。
これは、先進国(または後進国でも裕福な人達)は職業選択や転職の時に考える余裕が与えられます。


つまり、お金とは「生きること」と「人生で何をしていくか」という人生2大重要問題(笑)に関係していることだと思うのです。

今回は、この2つの切り口からお金について考える本を紹介します。

【今日の本】
切り口1
お金→生きること・食べること
①映画「闇金ウシジマ君」
②この世で一番大事なカネの話

切り口2
お金→仕事、自分が人生で何をしていくのか
ユダヤ人大富豪の教え
②年収1億円思考



切り口①
闇金ウシジマ君

京都旅行の途中に見た映画。おおおおおおもしろいいいいいいです。
お金がなく、10日で5割の闇金に手を出すことで底辺に転がり落ちていく人、抜け出そうとする人を描く「問題作」。

私が一番感じたのは

あなたは何をお金に変えるのですか?

ということ。


時間?
体?
人の心?


ヒロインの未來は、貧乏な中で、体を売るか売らざるかのところでギリギリ悩みまくります。(AKBファンとしてはキツい笑)
対照的にイベントサークルでのし上がろうとする純は、バイトなんてトンデモナイ、人をだまして、友情も使って、自分のプライドも削って人に仕えて・・・とお金を手に入れようとします。その末路はあわれです。(ネタバレ?!)

そうやってお金は、引き換えにしているものによって人の心を蝕んでいくんだって思いました。
生きること・食べることというギリギリの問題だからこそ、選択肢が少ない人だっている。

普通に大学生してればアルバイト、ですが、売っているのは時間です。
この事実を忘れてはいけない。
アルバイトは誰でもするけど、その時間をどう使うか、時間を自分は何と交換しているのかを考えないと、交換したものがそのまま自分の価値になり、自分の心に忍び込んでくるんじゃないかと思いました。

うん、貨幣経済って交換経済ですもんね。


カネが人間の心に及ぼす悲惨な影響を描き、そこから抜け出したのが

この世で一番大事なカネの話 西原理恵子

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)

西原さんは、お父さんがバクチ・暴力で財産をなくした上に自殺。残った140万円の中から、母親に100万円渡され、生きる+夢をかなえるために東京でイラストレーターを始めます。

貧困生活を描いた1章が壮絶なんだよなあ・・・

「貧困」と「暴力」って仲良しなんだよ。
貧しさは、人からいろいろなものを奪う。人並みの暮らしとか、子供にちゃんと教育を受けさせる権利とか、お金が十分にないと諦めなければいけないことが次から次に、山ほど、出てくる。それで大人達の心の中には、やり場のない怒りみたいなものがどんどん、どんどん溜まっていって、自分でもどうしようもなくなったその怒りの矛先は、どうしても弱い方に、弱い方に向かってしまう。

これもお金が心を蝕んでいる一例だと思います。
お金が、生きることに直にリンクしているからこそ、恐怖、怒りというマイナスの感情を生み出し、心を蝕んでしまう例。

その中で、イラストレーターで必死になれた理由とは?

貧しさの中でぼろぼろになっていく女の子達を見ながら、わたしは、いつか、自分もああなるんじゃないかって、ずっとおびえていたから。そうして、貧しさが土砂崩れのように何もかもを飲み込んでいくこの町で、とうとう、お父さんが死んだ。
溺れた人は、たとえ泳げなくたって、必死で水をかくでしょう?
貧しさが何もかもを飲み込んでいくような、ブラックホールみたいな世界に飲み込まれないために、わたしは、絵にすがりついた。才能があろうがなかろうが、そんなことは関係なかった。
自分は絶対に絵を描く人になって東京で食べていく。そう心に決めた。

お金は、生きる・食べるに直にリンクしているからこそ、貧困は極致のマイナス状態を生み出すこともある。
だけど、その気持ちがプラスに振り切れると、とても力強い生きる力になる。そう、生存にリンクしている感情だからこそ、振り切れればお金を稼ぐことにものすごく頑張れるんじゃないでしょうか。
よく、「覚悟がすわる」って言うじゃないですか。
これで生きてくんだ!っていう覚悟、が生存にリンクしているときは、その人から凄まじいオーラを感じるはず。

まあ書きながら、私は西原さんの何%を分かってんだとも思いますが。




〈ちなみに〉
貧困についてはこの本が有名だそう。
絶対貧困 石井光太

絶対貧困

絶対貧困

下位の人間が夢をつかむには。
非選抜アイドル 仲谷明香

非選抜アイドル (小学館101新書)

非選抜アイドル (小学館101新書)


ちょっと時間がヤバいので、明日、切り口②の記事を書きます!!!!!







20年の経験+読書で、お金について考えて書いた記事。
自分が働きだしてから、ここに書いてある記事や本のどのくらいのことを身を以て実感するのでしょうか。
30歳、40歳、50歳、そして定年の時に読んだらどんなことを思うのでしょうか。
つまり20年の経験+読書から書いた記事にどのくらいのリアリティーがあるんだろうってこと。
思うのは、

多分、本に書いてある通りには、行かないだろう

ってことです。


本の通りに全てがうまく行けばサイコーです。
でも、それはちょっと難しい気がする。
もちろん本に書いてあることを実行するのは、本から最大のことを得るために必要なプロセスですが、100%本の通りにいくとは考えにくい。てかそんな本があったら著者は預言者か変態かどちらかです。

本は100%のリアリティがないかもしれない・・・じゃあなぜ本を読むのか?っていうところです。
そこで考えたこと。



きっと本は生きてく中で「樹海をすすむ時の地図」なんじゃないでしょうか!あ、Iphoneみたいに便利なヤツじゃなくて、紙の地図。

地図自体は何もしてくれないけど、地図があれば、まだ何もない状態で樹海をすすむよりはマシ。
逆に地図がなかったら、樹海でずーーーっと迷っちゃう。
でも、地図を頼りすぎても、地図が古すぎたり、東京との地図が欲しいのに世界地図しかなかったりするので、自分で考えてすすんでいかないとダメです。


でもどんどん本を読んでいくことで、手持ちの地図が増えていく。他にも、コンパスが読めるようになったり、ただの木だと思ってたら標識に気付けるようになったり。樹海の中にみんなとは違う、独自のルートを開発することも出来るかもしれません。自分のゴールさえ意識しておけば、本は樹海をすすむための手助けをしてくれる、そんな役割がある気がします。
つまりですね、本を読むのは人生という樹海をすすむための地図ってことです。(気取ってないから!笑)
ちこりー20歳の秋の実感。(笑)

だからきっと、お金のはなしにしても、
本を読んだだけ・ブログを書いただけでは、まだ地図を読んでるだけ。いろいろな種類の本を読む中で手持ちの武器を増やし、実際に樹海をすすみ、リアルな金銭感覚を身につけていくんだろうなーと思いました。


今日、すごく長いですね。
頑張っちゃいました。