抱きしめたくなる本棚を創ろう。


京都旅行中の心境 ↓

「やっほいブログから解放されるわ!」

(毎日記事書くのってこんなに大変なんですね・・・自分からやるっていったくせに。世の中のものがきのみなさんごめんなさいなめてました)



とかおもてた割には、やっぱアンテナが知らないうちに本にピコーン向いてるみたいで、なんかいろんなヒントゲットしてきちゃいました〜〜〜〜〜。


1に映画闇金ウシジマ君。

そしてそして。ああ、本ってこういう風にあるべきだよなあと思った体験をしました。





それは京都で電車を乗り過ごした時のこと・・・

ぷしゅー。(ドア閉まる)ガタンゴトンガタンゴトン・・・

「え、えええええ乗り過ごしたー!!!やってもうたー。
んー・・・でも戻るのもめんどくさいから、そのまま電車に乗って楽しそうなところがあったら降りることにしよっと。」

となり。
手に取ったるるぶを何となく見ていると





なんと!
「全国からファンが訪れる本のセレクトショップが京都にあります。」

全国からファンが訪れる本屋だと・・・?
なんなんだそいつは!


そして最寄り駅を見れば、「この電車、そこ行くやん。」

という神様のお導きのもと、言って参りました 恵文社一乗寺店
うん、すごいや!



見た目はこんな感じ。
ちょっと普通の本屋じゃない。



入ってみると・・・

なんか、すごく

センスがいい。



本が、すごくイキイキと並んでいる。なんでそう見えるんだろう?

本だけではなくて、小物やちっちゃなギャラリー、CDまで、、、全然違和感なく、センスよく並べてあります。

本だけではなくて、すべてのものを使って”居心地のいい空間”っていうのが創られています。


月曜の4時頃だというのに、お客さんがいっぱいです。







あ、全国からファンが集まるだけあるわって思ったのが、

本の並べ方です。

絶対に、すごく勉強している人、本のセンスのある人が並べただろうって分かる並べ方なんです。
普通の本屋さんに並べてあるような、なんでもいいから並べちゃったあの無機質な感じじゃなくて

本棚から、強烈なメッセージがにおってくるように伝わってくる・・・そう言ったらいいのかな。

これが、本の上質な世界なんだって。








優れた仕事をする人って、それがどんな仕事であれ、優れたメッセージがにおってくるように伝わってくるって思います。
言葉ではなく、その人の仕事ぶりや姿から言葉以外のところから感じ取れるメッセージです。

なんでも。
クリエイターなら分かりやすくて、
宮崎駿さんからは、「人間へのいたわりの眼差し」とか。

秋元さんからは、やっぱ私としては「諦めるな!」っていうのがおおきいなー。

クリエイター以外でも、優秀なビジネスマンの提案書からは、こちらが頼んだことだけではなく、プラスαの情報まで丁寧に載っていて、こちらを気遣ってくれているというメッセージが伝わってくる。
(これはインターン中に上司の人から聞いた話)

これは、多分クライアントから頼まれた仕事だろうと、いかに制約が多い仕事だろうと、関係ない。
その人が仕事にプライドを持って真剣にやればやるほど伝わってくる一貫したメッセージがあります。
しかも、伝え方も秀逸。内容だけではなく。







そんなことを常日頃感じていたのですが、
本棚を見た時に、同じことを感じました。

あ、メッセージが伝わってくる、と。



例えば。
デザイン に関する棚がありました。

まず、新書、でかい本、ちっちゃい本、洋書、関係なく置いてあります。

しかも置いてある本も無造作ではなく、
上から下へと

HOW TO 本、

最近出てきたソーシャルデザイン、コミュニケーションデザインなどの新しい分野から

「デザイナーはプロダクトのデザインだけではなく、そのプロダクト全てに関わる環境だとかのデザインもする。」などの新しい試み
(EX.建築なら、家の建築だけじゃなくて、そこに置く家具や絵、料理などまで全てをデザインするべき)

など、


デザインに関する考え方が流れるようにして、配置してあります。

すげえ(笑)

この棚からは、「デザインってこういう風に変わっていくんだよ」っていうメッセージを感じました。
なんていったらいいのかよく分からないけど、絶対この本棚を創った人はものすごく考えていて。
これからの世界のこととかも、多分考えていて。
よく分からないけど愛情まで伝わってきちゃって。


これが、本の上質な世界なんだよ、

とも。



優しい本棚、というか
人への暖かいまなざしを感じる本棚、というか

その本棚があるだけで、そこにひとつの世界観が鎮座している、ひとつの世界が完成しているように思える本棚なんです。

そういうのって一緒にいるだけですごく心強いんですよ。
いろんな著者がまるで自分のことを励ましているように思える、自分の世界観を共有できているように思える場所になるから。



そう、これ。
この世界観をつくりあげられることこそが、本の上質な世界だって思うんです。
ある程度の数をこなすと、知識のネットワークみたいなもんが頭の中にできてきて、それが、世界観をつくるのに役立つんです。

いや、なんか1000冊、2000冊読んだ人の頭の中とか本棚ってどうなってんだろうなあ・・・。





ということで。
本棚素晴らしいな!
と思ったので、

ブログのタイトルを「抱きしめたくなる本棚を創ろう」に変えました笑


無造作に置くんじゃなくて

自分の好きな本を置くことから始めて、
そこからだんだん見えてくる自分の世界観や知識のネットワークを見てみてください。

それって本当に幸せなことだと思います。



今日本紹介ないけど、それぐらい重要な発見だったんで、ブログに書きましたー♪




わりお。